目の下のクマとは?
下まぶたと頬の境目に様々な原因により皮膚の色調のギャップが生じることがあり、これを一般的に「クマ」と呼びます。
目の下のクマがあると、いつも疲れて見えたり、実年齢より老けて見られたりとプラス面は何一つありません。クマを改善させることで、若々しい印象を保ち、健康で活き活きとした表情をつくることができます。
多くの方がクマは寝不足や疲れが原因で生じるものと考えているようですが、これらは根本的な原因ではありません。
クマ治療の第一歩は、そのクマが生じている根本的な原因をしっかりと分析することから始まります。そして、症状にあった治療法を選択することで、クマをなくす、あるいは改善させることが可能です。
エースクリニックでは目の下のクマ・たるみを解消したい方に最適な治療をご提案するため、様々な治療法をご用意しております。
– Doctor message –ドクターメッセージ
医療法人一美会理事長 竹内孝基
目の下のクマでお悩みの方は本当にとても多いです。
しかし、正しい治療を受ければ良くなることをご存知でない方がほとんどではないでしょうか?全くもったいないことだと思います。
目の下にクマがあると、若々しい印象が損なわれるというのもありますが、やはり不健康に見えますし、極度の深いクマは陰険な印象を与えてしまうこともあります。
ご自身の見た目を若く健康的に保つことは、跳ね返ってご自身のメンタル面も若く健康的に保つことにもつながります。
最近では化粧品メーカーからも目元のクマ用に実に様々な商品が発売されていますが、大きな効果を実感しにくいのが現状ではないかと思います。
目の下のクマ・たるみ治療の専門院で治療を受ける方が大きな効果を期待でき、かつ結果的に何倍も安く済みます。ぜひ経験豊富な医師のアドバイスを受けていただければ幸いに思います。
【所属学会】
日本美容外科学会 専門医/日本再生医療学会/日本抗加齢医学会/日本レーザー医学会/日本眼形成再建外科学会
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医
【略歴】
平成9年 大阪大学医学部 卒業
平成12年 大塚美容形成外科勤務 金沢院・名古屋院院長を務める
平成22年 医療法人一美会エースクリニックを開院
クマの種類
クマにはいくつかのタイプがあります。どのタイプかによってクマの原因や治療法が異なります。まずはご自身のクマがどのタイプに当てはまるかを考えてみましょう。複数のタイプのクマが混在していることも多いです。
影クマ(黒クマ) | 赤クマ・紫クマ | 茶クマ |
---|---|---|
![]() ☑ 黒っぽく見える ☑ 皮膚を引っ張ると、 → クマが見えなくなる |
![]() ☑ 赤や紫に見える ☑ 皮膚を引っ張ると、 → 赤みが増す |
![]() ☑ 茶色く見える ☑ 皮膚を引っ張ると、 → 茶色みが減る |
影クマ(黒クマ)の詳細 ▼ | 赤クマ・紫クマの詳細 ▼ | 茶クマの詳細 ▼ |
影クマ(黒クマ)
目の下の凹凸によってできるクマで、クマの主体は陰影です。加齢により症状が進行します。
目の下は眼窩から頬につながる部位で複雑に構成されている部位です。出っ張りやくぼみにより立体的な凹凸ができることで、くぼんでいる部分に影ができて黒っぽく見えます。
影クマの成因
老化により眼球を支えている靭帯・組織は緩みます。そのため眼球は下方に偏移します。
眼球の下には眼窩脂肪と呼ばれる眼球を保護する脂肪がありますが、さらにその下は硬い骨があるため、眼球が重力によって下方に偏移すると眼窩脂肪は前方に押し出されます。
若いときは皮膚や眼輪筋、眼窩隔膜といった眼窩脂肪を押し戻す組織に緊張があり、この眼窩脂肪が前方に張り出てこないように押さえこんでいるのですが、年齢とともにその力も弱まり前方に膨らんだ状態となります(いわゆる目袋)。
また、下まぶたの下方にある頬骨の前面の組織は加齢により下垂し、ちょうど目袋の下の部分がへこんだ状態となり、下まぶたのふくらみをより強調することになります(いわゆるクマ)。
つまり、目の下のふくらみ(目袋)は眼窩内の脂肪(頬骨の上の組織)が出っ張ってきて生じるのに対して、その下のへこみ(瞼頬溝)は頬骨の前面の組織が下垂することにより生じるものということになります。
赤クマ・紫クマ
目の下は人体で皮膚が最も薄い部位です。さらに通常の皮膚と異なり、皮下に脂肪層がありません。そのため皮下の筋肉が透けて見えることにより赤くみえたり紫色に見えたりします。
赤クマ・紫クマの成因
お肌の色は通常肌色と表現されますが、お肌の色は皮膚そのものの色ではありません。
お肌の色は皮膚そのものの色(茶:メラニン)に加え、皮下血管網(赤:動脈血)、皮下脂肪(黄:カロテン)、あるいは皮下脂肪の中を走っている血管(青:静脈血)などの色(反射光あるいは散乱光)の合成によって決定します。
眼瞼の周囲は人体の中でも最も皮膚の薄いことが知られています。その目の周囲の中でも下まぶたの内側は最も皮膚が薄い部位です。
さらに、この部位の特徴として、皮下に脂肪層がなく、皮膚のすぐ下に眼輪筋という筋肉が存在します。
そのため、筋肉の色が透けて見えやすく、このため肌の色が赤~赤みがかった紫色に見えてしまうことがあります。
※上記は現在のところ最も確からしいと考えられている一説です。
茶クマ
皮膚に色素(メラニン)が沈着することで生じるクマです。原因はお化粧などによるこすりすぎやADM(後天性真皮メラノサイトーシス)というアザの一種であることもあります。メラニンにより色味が茶色くなります。
茶クマの成因
皮膚の色が茶色く見えるのは色素沈着が原因でメラニンが増加するためですが、下まぶたのメラニンが増加する原因は摩擦によるものなど諸説ありますが、はっきりしたことはわかっていません。
また、下まぶたの皮膚にたるみがあると、より茶色みが増してみえます。例えると、風船の色はしぼんでいるときには濃く、ふくらんでいるときに薄いというようなものです。たるみがあると風船がしぼんでいるのと同じ状態なので、茶色みが濃く見えます。このようなときはたるみを切除すると茶色みがかなり改善します。
クマの比較
クマの種類 | 影クマ(黒クマ) | 赤クマ・紫クマ | 茶クマ |
---|---|---|---|
原因 | 目の下の凹凸により生じる陰影 | 皮膚が薄いことによる 筋肉(眼輪筋)の色の透見 |
皮膚へのメラニンの沈着 |
年齢 | 若年~高齢まで 年齢を問わず多い |
若年に多い | 若年~中年に多い |
治療の方向性 | 凹凸の改善 | 赤み(紫)を減らす 皮下に脂肪を移植 |
メラニンを減らす |
代表的な治療法 (手術) |
・経結膜ハムラ法 ・皮切ハムラ法 ・脱脂CRF法 |
・脱脂CRF法 | ・皮切ハムラ法 ・下まぶたのたるみ取り(皮膚切除) |
代表的な治療法 (非手術) |
・ウルセラアイ ・サーマクールアイ ・ヒアルロン酸注入 |
・ピコレーザートーニング | ・トレチノイン・ハイドロキノン療法 |
クマの治療法
クマのタイプ別による治療法については以下をご覧ください。
クマの治療で大切なこと
上記のようにクマにはいくつかの種類があります。クマができている原因は3種類のタイプのいずれかに該当するはずですが、一つだけに該当するとはかぎりません。実際は複数のタイプのクマが混在していることの方が多いくらいです。
クマのタイプに合った治療法を選択することはもちろん大切ですが、複数タイプのクマが混ざっているような場合は、どれによる割合が一番大きいかを判断することも必要です。
また、エースクリニックでは切る治療(手術=ダウンタイムのある治療)は難しいという方のために、切らない(=ダウンタイムのほぼない)治療も数多く扱っております。切らない治療は手術による治療よりも効果が劣る傾向にありますが、切らない治療でも症状の改善が見込まれます。ご自身のニーズにあった治療法を選択することが満足度の高い治療につながります。
同じタイプのクマであっても、皮膚のたるみの程度、ふくらみの程度、へこみの程度・広がりなど、個々により状態が異なるため、一様に同じ治療を当てはめれば良いというものではありません。
エースクリニックでは患者様のクマやたるみの状態に応じて経験豊富な医師が最適な治療法をご提案いたします。専門院のキメ細やかな施術を是非体験してください。
※専門的な判断が必要となりますので、どうぞお気軽にカウンセリングにいらしてください。
よくある質問
- 目の下のクマが気になります。気楽に治療を受けたいので器械による治療を選択しても効果はありますか?
- クマの種類によってはやはり手術が一番良い効果が得られるものもありますが、器械による治療はダウンタイムがないか短いので、治療の第一選択として考える方も多くいらっしゃいます。一般論として、器械による治療は手術に比べると効果の面で及ばないことが多いのですが、もちろん効果は実感していただけると思いますよ。半年に一度、一年に一度など定期的に行えば段々と効果が蓄積していきます。ですので、もし可能であれば定期的に行うと良いでしょう。回数を重ねるごとに症状が改善されます。
- 男性なので化粧をしないため、傷跡が気になります。目の下のクマ治療では傷跡はできませんか?
- 特に男性の場合は、お化粧をしないため皮膚を切らない治療を希望されます。手術によらない治療ではもちろん傷跡はできません。また、手術の場合も、弊院では皮膚を切らない治療をおすすめしています。そのため男性でも安心して治療を受けていただくことができます。
- 目の下のクマが年々ひどくなってきています。これは疲れが原因でしょうか?
- いいえ、疲れでクマが増強されることはありますが、根本的な原因はほかにあります。同様に寝不足が根本的な原因でもありません。クマにはいくつかのタイプがあり、治療法はクマのタイプによって異なります。弊院ではあなたのクマの状態に合った治療を提案いたしますので、ぜひ一度診察にお越しください。
料金表
下まぶたの手術
※料金は税込表示です。
施術 | 料金 |
---|---|
経結膜ハムラ法 | 495,000円 |
皮切ハムラ法 | 605,000円 |
脱脂CRF法 | 660,000円 |
下瞼脱脂 | 275,000円 |
下瞼マイクロCRF注入 | 550,000円 |
下瞼皮膚切除 | 330,000円 |
※静脈麻酔をご希望の場合は別途88,000円(税込)がかかります。
※脱脂CRF法の際に、脂肪の凍結保存(保管期間6カ月)を希望される場合は、別途132,000円がかかります(注入料込み)。
※脱脂CRF法の際に、脂肪採取部位のエクスパレル麻酔(長時間持続型局所麻酔)を希望される場合は、別途165,000円がかかります。
※脱脂CRF法の際に、脂肪の凍結保存をされなかった場合の脂肪再採取注入料は、初回手術から1年以内に限り、330,000円です。
切らない下まぶたのコンビネーション治療
※料金は税込表示です。
施術 | 1回料金 |
---|---|
ベーシックプラン ヒアルロン酸注入2本 |
132,000円 |
スタンダードプラン ハイフ下瞼+ヒアルロン酸2本 |
187,000円 |
プレミアムプラン ハイフ下瞼+サーマクールアイ下瞼+ヒアルロン酸2本 |
275,000円 |