名古屋院
/アネックス院
脱脂CRF法
脱脂CRF法は、目の下の凹凸(影クマ)を改善する方法で、眼窩脂肪の切除と脂肪注入を同時に行います。
加齢に伴って、目の下にふくらみとへこみが同時に現れることが多いです。ふくらみに対処するために、結膜からアプローチして眼窩脂肪を切除します。一方、へこみに対処するために、他の部位(太もも、お腹、腰など)から採取した脂肪を注入します。
脂肪注入では、最初に脂肪を脂肪吸引の要領で採取し、目の下に注入するためにマイクロ化加工してマイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)を作成します。次に、下まぶたの裏側(結膜側)を切開し、適量の眼窩脂肪を切除します。最後に、作成したマイクロCRFをくぼんでいる部分に注入します。
この手術の利点は、傷が目立たず、腫れも比較的少ないことです。また、仕事などで時間が限られている方でも、手術の回復期間を短縮できます。さらに、くぼみが深い場合や広範囲にわたっている場合でも、注入する脂肪の量や範囲を調整できます。中年以降の方では、くぼみが深く広範囲にわたることが多いため、しっかりとふくらませたい場合は、別部位から採取した脂肪を使用する必要があります。別部位から採取した脂肪を使えば、十分な量が確保でき、下まぶたから中顔面までを立体的に整えることができます。
結膜側を切開するので、下まぶたの皮膚に傷ができません。 (脂肪を採取する部位は7mmほど皮膚を切開しますので、小さな傷ができます。)
他の下まぶたの手術に比べると、切開範囲が少ないため、手術で組織に加わるダメージが少なく、腫れなども比較的早く引きます。
年齢と共に中顔面(目の下から法令線までの部位)の脂肪の萎縮が見られます。そのため多くの場合この部分が落ち窪んできます。十分な量の脂肪を注入してあげることでハリのある若々しい形を作ることができます。
この手術をされる年齢の方は、お顔の他の部位がこけていることも少なくありません。そのような場合にも、採取した脂肪を用いてふっくらとさせることができます。
CRF(コンデンスリッチファット)用の専用シリンジを用いてお腹や腰、太ももなど脂肪のある部位から外気に触れない無菌状態で脂肪を50ccほど採取します。この工程は局所麻酔で行いますが、ご希望により静脈麻酔(点滴の麻酔)で寝ている間に行うことも可能です。
採取した脂肪が入っているシリンジをFDA認可の専用機器LIPOMAX-SCにセットし、遠心分離します。
採取した脂肪は、皮膚の薄い下まぶたにも注入できるようマイクロ化加工されます。遠心分離すると、上から排泄オイル(トリグリセライドや死活・老化細胞)、脂肪、血液や細胞膜などの不純物の三層に分かれます。三層のうち、上の排泄オイルと下の不純物を廃棄し、脂肪のみをシリンジ内に残します。これでコンデンスリッチファット(CRF)が作成されます。その後、専用カッターを用いてCRFを細かくカッティングし、ジェル状にしますが、細胞は残されます。この加工により、採取した脂肪が下まぶたの注入に最適化されます。
脂肪が突出している部分、くぼんでいる部分をマーキングしておきます。
下まぶたの裏側に局所麻酔薬を注射していきます。無痛での手術を希望の方や術中は眠っていたい方は静脈麻酔での手術も可能です。
下まぶたの裏側の結膜側を約1cm切開します。
すぐに眼窩脂肪が出てきますので、突出していた部分の脂肪を目頭側、中央、目尻側とバランスよく切除します。
すでに作成してあるマイクロCRFをへこんでいる部分に注入していきます。
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
大きな腫れは1~2週間で引いていきます。細かなむくみはその後しばらくあります。注入脂肪の定着も含め、完全に落ち着くには3ヶ月程度かかります。
通常、2~3週間かけて自然に引いていきます。
翌日より可能です。
患部を濡らさなければ当日よりシャワー浴は可能です。翌日よりお顔も塗らせます。
腫れを助長しないため、湯船につかるのは腫れがある程度落ち着いてからにしてください。
腫れがある程度落ち着いてからにしましょう。
大きな腫れが落ち着いてから(おおむね2~3週間後)になります。それまでは視野が悪い可能性があるため運転しないでください。その他危険な作業への従事も同様となります。
目の下のクマ・たるみ手術はエースクリニックで大変数多く行っている手術ですが、複数の術式を行っております。経験豊富な医師が患者様の下まぶたのクマの状態を診断し、どのような治療・手術が最適かをプランニングします。併せてリスクの説明などもさせていただきます。しっかりと聞いてご理解ご納得の上で手術を受けてください。
医師の説明にご納得いただき手術をご希望となった場合、手術日時をご予約いただきます。(診察を行っていない段階での手術のご予約はお取りできません。)
また、術前血液検査も行っていただきます。
事前のカウンセリング内容を踏まえ、ご希望に沿った形で手術を行います。
しばらくお冷やしをして休んでいただきます。
ご帰宅時、まぶたは腫れていますが、目は見えますのでご自身の足でお帰りいただけます。
まぶたの腫れによっては視野が悪いこともありますので、徒歩、公共交通機関、タクシー、ご家族の方の運転によるお車のいずれかでご帰宅ください。
脱脂CRF法
担当医師谷 聡柄
施術のリスク/副作用 皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
脱脂CRF法
担当医師芹澤 快
施術のリスク/副作用 皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
脱脂CRF法
担当医師浅井 裕子
施術のリスク/副作用 皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
脱脂CRF法
担当医師竹内 孝基
施術のリスク/副作用 皮下出血、感染、(使用する薬剤に対する)アレルギー、脂肪の定着が悪い、塞栓症、仕上がりの左右差、凹凸、肉芽腫形成等。
施術の総額費用(税込)660,000円
手術時間 | 脂肪採取:約30分 下まぶたの脱脂:約30分 脂肪注入(マイクロCRF):約30分 で合計約2時間。 |
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麻酔方法 | 点眼麻酔、局所麻酔。笑気麻酔や静脈麻酔を併用することも可能です(別料金)。 |
ダウンタイム | 腫れは約1~2週間です。 皮下出血がある場合、これがに引くには約2~3週間かかります。 |
術後の診察 | 1週間後に脂肪採取部位の抜糸、1ヵ月後、3ヵ月後に適宜診察を行います。 |
メリット | 結膜側を切るので皮膚に傷ができません。 |
デメリット | 脂肪の定着に個人差があるため、脂肪の定着が不良の場合、物足りない結果となる可能性があります。 |
その他 | 特に中顔面のボリュームが少ない方におすすめの施術です。 |
出血・血腫 | 出血や血液が溜まった場合は処置を行います。 |
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感染・化膿 | 感染が疑われる場合は抗生剤の投与を行います。 |
アレルギー・アナフィラキシー | 使用する局所麻酔薬や飲み薬に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。 |
しわが増えたと感じる | まぶたのたるみが減ると眉毛の位置が下がり、その結果、まぶたのしわが増えることがあります。 |
脂肪の定着が悪い | 注入した脂肪が過度に吸収されて期待された状態にならないことがあります。 |
しこり形成 | 注入した脂肪がしこり状になることがあります。 |
仕上がりの左右差 | 左右の差が少なくなるように処置をしますが、いくらかの差は生じる可能性があります。 |
凹凸 | 期待されたようにふくらまない場合、凹凸が気になることがあります。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
脱脂CRF法とは、下眼瞼脱脂と脂肪注入を組み合わせた手術方法です。下眼瞼の眼窩脂肪を切除し(脱脂)、その下方に太ももなどの他部位から採取した脂肪を注入することで、クマ部分の凹凸を平らにする施術のことです。CRFは"Condense Rich Fat"(コンデンスリッチファット)の略で、通常の脂肪注入よりも脂肪の定着率を高めた手術方法になります。当院では、目の下の脂肪注入には、CRF及びマイクロCRF(CRFの粒子をより細かくしたもの)を使用しています。
患者さんの状態やクマの範囲によりますが、施術時間は2時間~2時間半を想定しています。太ももなどからの脂肪採取に約30分、下まぶたの眼窩脂肪切除に40~50分、脂肪注入に約30分です。
施術は局所麻酔を使用するため、局所麻酔時はちくっとした痛みを多少伴いますが、施術中の痛みはほとんどありません。痛みにご不安な方は静脈麻酔(点滴麻酔)で寝ている間に、手術のほとんどを終えることもできます(別料金)。 術後は腫れなどに伴う痛みが多少あるのが普通ですが、適切なケアと痛み止めの使用で管理できます。
通常、腫れや痛みは1週間~2週間で落ち着くことが多いです。内出血が出た場合は約2週間で自然に引いていきます。大まかに落ち着いた後はゆっくりと回復し、最終的な結果は3ヶ月後に見えてきます。
脱脂CRF法で注入した脂肪は、その全部が定着することはなく、一部は吸収されます。平均的には約7割くらいが残って定着しますが、どれくらい定着するかは個々により差があります。定着した脂肪についてはその効果は長期的に維持されます。
目の下のクマ部分をよく観察したときに、皮膚の余りがあまりなく、かつ、目袋(ふくらみ)と瞼頬溝(へこみ)がある方で、それを改善したいと思っている健康な方であれば治療対象となります。特に中顔面の脂肪の萎縮の強い方は、その部分にしっかり脂肪を注入することでハリのある中顔面とすることができるため、特に効果的です。
局所麻酔の注射の際には少しだけちくっとした痛みを感じますが、強い痛みを感じることはありません。また、手術中は局所麻酔が効いていますので、痛みを感じることはありません。ご安心ください。
脱脂注入法では目の下のふくらみを取る際に切除した眼窩脂肪を細かくカッティングしたものを目の下のクマの部分(くぼんでいる部分)に注入していきます。 これに対して脱脂CRF法は太ももやお腹など別の部位から採取した脂肪をクマの部分に注入していきます。 脱脂注入法では注入できる脂肪の量は採取できた眼窩脂肪の量に左右されますが、脱脂CRF法では多くの脂肪が利用できます。ですので、へこみが少ない方は脱脂注入法、へこみが深い方やへこんでいる部分がより広範囲の方には脱脂CRF法がおすすめです。 また、脱脂CRF法では濃縮した脂肪を使いますので、術後の脂肪の定着率が他の方法よりも高い点が特長です。
脱脂CRF法は術後の腫れや内出血は少なく、お仕事をされている方でも短期のお休みで受けていただくことのできる手術方法です。 腫れはおおむね数日ですが、内出血などがあると若干長引きます。内出血があると引くのに1週間~10日程かかりますので、その間は女性はお化粧でカバーしていただけると思います。男性も事前に男性用ファンデーションを用意しておくと良いでしょう。 ちなみに、弊院では内出血が極力出ないように、様々な工夫をしておりますので、内出血が出る頻度は多くはありません。
※料金は税込表示です。
施術 | 料金 |
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経結膜ハムラ法 | 495,000円 |
皮切ハムラ法 | 550,000円 |
脱脂CRF法 | 495,000円 |
下瞼脱脂 | 275,000円 |
マイクロCRF注入 | 429,000円 |
下瞼皮膚切除 | 330,000円 |
※静脈麻酔をご希望の場合は別途88,000円(税込)がかかります。
※脱脂CRF法の際に、脂肪の凍結保存(保管期間6カ月)を希望される場合は、別途132,000円がかかります(注入料込み)。
※脱脂CRF法の際に、脂肪採取部位のエクスパレル麻酔(長時間持続型局所麻酔)を希望される場合は、別途165,000円がかかります。
※脱脂CRF法の際に、脂肪の凍結保存をされなかった場合の脂肪再採取注入料は、初回手術から1年以内に限り、330,000円です。
名古屋院院長 浅井 裕子
平成22年 | 名古屋市立大学医学部卒業/信州大学医学部皮膚科学教室 佐久総合病院皮膚科勤務/岡谷市民病院皮膚科勤務 |
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平成30年 | 医療法人ー美会エースクリニック勤務 |
令和4年 | 医療法人一美会エースクリニック名古屋院院長就任 |
日本皮膚科学会/日本抗加齢医学会/
日本美容皮膚科学会/日本美容外科医師会
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本抗加齢医学会認定皮膚科専門医
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医/
ボトックスビスタ施注資格/ジュビダームビスタ施注資格
住所 | 〒450-0002
名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル3F(名古屋院)・6F(アネックス院) ※初診カウンセリングご予約の方は3Fにお越しください。 |
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診療科目 | 美容外科、形成外科、美容皮膚科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |