くぼみ目とは?
一般的には上まぶたのくぼんだ状態をくぼみ目と言います。
上まぶたがくぼんでいると疲れて見えたり、老けて見られたりします。また、くぼみが強いと目を開けにくくなるので疲れやすくなって日常生活に支障を来たすこともあります。例えば、頭痛や肩凝りの原因になることがありますし、額や眉間の深いしわの原因になることもあります。
上まぶたのくぼみは、単に上まぶたの脂肪が減ってくぼんでいるだけの場合と、眼瞼下垂に伴ってくぼんでいる場合があります。
頭蓋骨には眼窩と呼ばれる穴が開いています。ここに眼球が入り、その周囲を眼窩脂肪がクッション的役割を果たすように覆っています。眼窩脂肪は年齢とともに減少するため、眼窩全体が落ちくぼんでくるのですが、その一症状として上まぶたがくぼんできます。よく観察すると目尻も目頭も下まぶたもくぼんでいますが、特に上まぶたが目立つので、くぼみ目と言うと上まぶたのくぼみを指すことが多いようです。
一方、後者の眼瞼下垂の場合、まぶたの脂肪がまぶたの奥に引き込まれてしまうために、くぼみ目になります。さらに、額の筋肉を使ってまぶたを開けようとして眉毛を挙上するため、よりまぶたはくぼみ易くなります。
どのようにしてくぼみ目を改善させるか?
くぼみ目を改善させるためには以下の戦略が考えられます。
(1)くぼんでいる部分に何かを注入しふくらませる。
(2)くぼみ目が眼瞼下垂症の一症状として出ている場合があるので、その場合は眼瞼下垂症の治療を行う。
一般的な傾向としては、30代~40代の方は(1)による治療を、50代以降の方は(2)による治療を行うことが多いです。
(1)何かを入れてふくらませる場合、脂肪かPRPかヒアルロン酸を入れてふくらませます。
効果の持続は 脂肪>PRP>ヒアルロン酸です。
眼瞼下垂があると何かを注入すると重くなって余計に目が開きにくくなるので要注意です。
(2)眼瞼下垂によりくぼみ目が生じているケースは結構多いです。目を開けるときに眼窩脂肪が眼窩の奥に引き込まれるためくぼみ目が生じます。この場合は、当然眼瞼下垂の治療を行わなければなりません。
施術のご紹介
マイクロコンデンスリッチファット注入
脂肪の減少によりくぼみ目になるので、脂肪を注入するのが最も理にかなっています。
眼の周囲は皮膚が大変薄い部位なので、ごく細い針でも注入できるようにジェル状に加工したマイクロコンデンスリッチファット(マイクロCRF)なら仕上がりがデコボコすることなく表面が滑らかな仕上がりになります。
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施術の詳細
- マイクロコンデンスリッチファット注入
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は皮膚の重要な構成成分の一つです。くぼんでいる部分に注入し、皮膚を下から持ち上げることでくぼみ目を改善します。注射したヒアルロン酸は徐々に分解吸収されるため、定期的な注射により効果が維持されます。
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施術の詳細
- ヒアルロン酸注入
眼瞼下垂症手術
くぼみ目が眼瞼下垂症の一症状として現われているケースは実は結構多いです。目を開けるときに眼窩脂肪が筋肉と一緒に眼窩の奥に引き込まれてしまうことが原因です。
このような場合は眼瞼下垂症の治療を行いましょう。
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施術の詳細
- 眼瞼下垂症手術
施術の比較
施術方法 | マイクロコンデンスリッチファット注入 | ヒアルロン酸注入 |
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特長 | 濃縮した脂肪をジェル状に加工し、繊細な注入が可能に | 無色透明なヒアルロン酸製剤を注入してボリュームアップ |
ダウン タイム |
ほぼないが ときに若干の皮下出血 |
ほぼないが ときに若干の皮下出血 |
メリット | 定着した脂肪により長期にわたり効果が持続 なじみが非常に良い |
注入するだけの簡単な施術 |
デメリット | 脂肪を採取する手間がかかる(30分程) | 効果の持続がやや短い |
その他目元のエイジングケア施術
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目の下のクマ・たるみ
クマを取って活き活きとした表情に
下まぶたのクマのお悩みは老若男女を問いません。クマがあるとそれだけで疲れてみえたり暗い印象を与えてしまったりします。特に凹凸からくる影クマはお化粧で隠すことはできません。適切な治療を行うことで、目の下のクマを改善することができます。
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上まぶたのたるみ
若々しい目元を取り戻してパッチリ目元へ
皮膚の余りが重力により目元に覆いかぶさってくることにより、年齢とともにパッチリさやすっきりした感じが失われていき、二重は狭まり三角目と呼ばれる状態になります。たるみが更にひどくなってくると、視界が狭まり危険を伴うことがあります。
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目元のしわ
気になる目元のしわを切らずにケア
目元は皮膚が薄いため、しわが出来やすい部位です。目元にできるしわには、主に眼輪筋の収縮により生じる表情じわと皮膚の弾力性の低下により生じるちりめんじわ、皮膚のたるみが原因のたるみじわがあります。
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眼瞼下垂
エースクリニックの眼瞼下垂治療は健康保険が使えます。
眼瞼下垂とは、目の開きが悪い状態をいいます。これは何らかの原因によりまぶたを開ける筋肉の力がうまく伝わっていないことにより生じます。 目の開きが悪いと眠たそうな目に見えたり、片側の場合は目の左右差となって現れますし、時にひどい肩こりや頭痛の原因にもなります。
– Doctor message –監修ドクターメッセージ
医療法人一美会理事長 竹内孝基
年齢とともに体の脂肪は蓄積していきますが、顔面の脂肪は委縮するという特徴があります。脂肪が委縮することでお顔のさまざまなところが痩せこけていきます。
目の周囲は皮膚が薄いので顔面の脂肪の委縮が表面に出やすい部位です。上まぶたがくぼむとやや不健康そうな印象になるので、気にされる方も多いでしょう。
最近は良いフィラーがありますので、自然に目元をふっくらさせることが可能になりました。注入の際に使用する針もごく細のものですので、痛みはそれ程ありません。
くぼみ目でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談ください。
【所属学会】
日本美容外科学会 専門医/日本再生医療学会/日本抗加齢医学会/日本レーザー医学会/日本眼形成再建外科学会
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医
【略歴】
平成9年 大阪大学医学部 卒業
平成12年 大塚美容形成外科勤務 金沢院・名古屋院院長を務める
平成22年 医療法人一美会エースクリニックを開院