名古屋院
/アネックス院
ピコトーニング・レーザートーニング
レーザートーニングは、レーザーの出力を控えめにし、多数のショットをシャワーのように照射する治療法です。これにより、ダウンタイム(回復期間)なしに肝斑や肌のくすみ、毛穴の開きなどを改善します。レーザーによるシミ治療には30年の歴史がありますが、レーザートーニングが開発される前は、肝斑のレーザー治療は難しいとされていました。肝斑はデリケートなシミで、強いレーザー治療は逆に症状を悪化させるリスクがあります。2010年頃から、レーザートーニングが肝斑治療に導入され、現在ではくすみ感の改善や毛穴の引き締めにも広く用いられています。
レーザートーニングでは、ピコ秒またはナノ秒ヤグレーザー(Qスイッチヤグレーザーとも呼ばれる)を低出力に設定し、お肌に多数のショットを照射します(低出力高頻度照射)。これにより、肝斑を刺激することなく、皮膚に蓄積されたメラニンを徐々に取り除きます。顔の肝斑やくすみだけでなく、首、デコルテ、手の甲、ひじ、ひざ、お尻などの黒ずみにも効果的です。また、定期的なレーザートーニングは、肌のコラーゲンを増やし、小じわの改善にも寄与します。
ピコレーザーの導入により、レーザートーニングの分野に「ピコレーザートーニング」(または「ピコトーニング」とも呼ばれます)が登場しました。ピコトーニングでは、従来のレーザートーニング(ナノレーザー使用)と同様に、低パワーでシャワー状に多くのショットを肌に照射します。しかし、ピコレーザーはナノレーザーと比較してパルス幅が短く、ピークパワーが高い特性を持っています。このため、ピコトーニングは従来のレーザートーニングに比べて効果が高く、より少ない治療回数で症状の改善が期待できます。そのため、今後の主流な方法となる可能性が高いと考えられています。
レーザートーニングの鍵は「トップハット型ビームプロファイル」です。この治療法では、ピコレーザーやナノレーザー(Qスイッチレーザー)を低強度で多数照射しますが、ビームプロファイルが非常に重要です。レーザーは通常円形で照射されますが、円の中心と周辺では強度が異なります。中心から周辺に均一に照射されるのがトップハット型、中心から周辺に向かって強度が減少するのがガウシアン型ビームプロファイルです。
肝斑の治療では、トップハット型ビームプロファイルが特に重要です。ガウシアン型の場合、レーザーの強度が均一でなく、一部が弱すぎたり強すぎたりする恐れがあります。これはデリケートな肝斑への照射には不適切です。トップハット型なら、レーザーが均一に照射され、肝斑を安全に刺激せずに照射できます。
トップハット型ビームプロファイルのレーザーを技術的に実現するのは困難で、その使用は比較的最近になって可能になりました。そのため、レーザートーニングを行うには最新の機種が必要です。
肝斑のレーザー治療としてレーザートーニングが開発された経緯もあり、肝斑の改善に最も良い適応があります。デリケートな肝斑を刺激することなく改善していきます。
肝斑 詳しくはこちら>>
通常のシミくすみ(色素斑)に対してもお色味の減少が期待できます。日常のシミ診療では肝斑と混合した色素斑も多く、その際の治療の選択肢となります。
シミ取り治療 詳しくはこちら>>
慢性的な摩擦刺激により肌が黒ずむことがあり、特に首、デコルテ、背中、手、すね、ひじ、ひざ、お尻、股の付け根が黒ずみやすい部位です。ピンクインティメイトとの組み合わせが黒ずみの改善に効果的です。
黒ずみ治療 詳しくはこちら>>
レーザートーニングは毛穴の引き締め効果があり、ノーダウンタイムの毛穴治療としても人気があります。
毛穴治療 詳しくはこちら>>
コラーゲン生成が促進されて肌のキメが整い、お化粧のりが良くなります。
一般的に、ピコトーニングとナノトーニングでは、ピコトーニングの方が一回の治療での効果が優れているとされます。治療時には、ご自身のニーズに合わせた機器を選択していただけます。
ピコトーニングに使用される機器です。
パルス幅が246psと短く、ピークパワーが高いため、皮膚へのダメージが少なく、ピコレーザーの効果を最大限に発揮し、安全にくすみや肝斑を改善へと導きます。
ピコウェイ 詳しくはこちら>>
ナノトーニング(通常のレーザートーニング)で使用される機器です。
レーザートーニング専用のPTPモードが搭載されており、1ショットのレーザー照射を2回に分けて分割照射することで、皮膚への刺激や痛みを軽減します。その結果、安全で快適な施術を実現します。
トライビームプレミアム 詳しくはこちら>>
美肌作りのために定期的なレーザートーニングは大変有効です。ダウンタイムのない治療のため、お仕事をなさっている方にも継続しやすい治療です。また、痛みも少ないためストレスがありません。
薄い肝斑から難治性の濃い肝斑まで、肝斑でお悩みの方に幅広く適応があります。
レーザートーニング単体でも効果がありますが、イオン導入やエレクトロポレーションなどの経皮導入や、内服薬、外用薬などと組み合わせると相乗効果が期待できます。
肝斑だけではなく、お肌のシミくすみ、黒ずみ、毛穴の開き、肌のキメの乱れなどお肌のトラブルを改善します。総合的な美肌治療にお使いください。
当院では、皮膚科専門医をはじめ美容に関する知識が豊富な医師が常にクリニックに在籍しています。しみ・肝斑・そばかすを改善するには、それらを正確に見極める医師の高い診断力が不可欠です。これまで積み重ねてきた経験や治療実績で、多くの患者様にご満足いただいています。
当院では、レーザートーニングがまだ一般的でなかった2010年から、肝斑治療にこの方法を用いてきました。この長い期間にわたる治療実績により、当院は豊富な経験を蓄積しています。10年以上に及ぶ経験から、安心して受けられる安全かつ効果的なレーザートーニングとピコトーニングの施術を提供しています。
レーザートーニングと組み合わせて施術可能なイオン導入やエレクトロポレーションの他、ピコショット照射やレーザーフェイシャル、フォトRF、フラクショナルレーザや炭酸ガスレーザーなど治療メニューが豊富です。お一人お一人の症状に合わせて、適切な治療プランをご提案します。
ピコトーニングおよびレーザートーニングは、通常1回の治療では完結しません。一般的には10回程度、場合によってはそれ以上の治療回数が必要です。このため、治療を希望する方々における経済的な負担を軽減することを目指し、当院ではリーズナブルな料金設定を行っています。
当院では、患者様のプライバシーに最大限配慮しています。待合室は半個室となっており、他の方の目を気にせずにリラックスしてお過ごしいただけます。施術室は完全個室で、清潔感あふれるパウダールームも複数ご用意しています。安心してお通いいただけるよう、プライバシーに配慮した院内環境を整えております。
お化粧をした状態ではシミ肝斑の様子が観察できないため、(お化粧をされている方は)診察前に必ず洗顔をしていただきます。また、施術に際してはほんのわずかな量の顔料であってもレーザー光に反応しますので、入念にお化粧を落としてください。
シミ・肝斑の状態を医師がチェックします。肝斑や肌のくすみなどがあるとレーザートーニングの適応となります。レーザートーニングについての詳しい説明をさせていただきます。疑問点や不安な点があれば遠慮なくご質問ください。
カウンセリング後治療を希望された場合、当日の施術も可能です。レーザートーニングはダウンタイムのない治療ですので、当日施術を希望される方も多いです。
レーザートーニングの施術中は皮膚の表面が少し温かい感じや少々チクチクする感じがありますが痛みはほぼありません。レーザー照射時間は約10分です。
レーザートーニング後は治療効果をより高めたい方は経皮導入治療を組み合わせると良いでしょう。経皮導入治療では美肌・美白効果のある薬剤をお肌に浸透させていきます。当院では経皮導入治療としてトラネキサム酸イオン導入やメソアクティスの2つの施術を行っております。これらの施術はレーザートーニングで少し刺激されたお肌を沈静させる作用も併せ持ちますので大変おすすめです
施術後は若干の肌の赤みがありますがお化粧をしてお帰りいただけます。
紫外線対策は重要です。日常では日焼け止めを必ずしてください。
レーザートーニングはその性質上、1回の治療で効果を出すというものではありませんので、2週間に1回の頻度で10回以上の施術をおすすめ致します。
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
照射直後はほんのり赤くなりますが、数時間で引いてきます。
施術直後より可能です。
施術当日より可能です。
約10分程度。
イオン導入やエレクトロポレーションなどの経皮導入を組み合わせると30~40分。
2~4週間に1回のペースで約10回の治療をおすすめします。
施術の性質上、少ない回数では効果を感じにくいです。
パチパチと輪ゴムで軽く弾かれる感じです。
・照射後3か月間は日焼け止めを必ずご使用ください。
・照射後一過性の肌荒れ症状が出ることがあります。自然に治癒しますが、心配な場合は診察致します。
・レーザーだけでなく内服薬や外用薬との併用で効果を高めることができます。
以下の副作用が稀に起こり得るとされています。
色素沈着 | レーザートーニングはレーザーを弱く照射していますが、それでもレーザーが肌に刺激となって色素沈着が起こり、メラニンが増えて肝斑が増悪したように見える状態です。このような場合は、皮膚への刺激を避けていれば徐々に引いていきます。 |
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色素脱失 | 周囲の皮膚よりもメラニンが抜けすぎてしまい白く見える状態です。 |
肌荒れ | 稀にレーザートーニング照射後にニキビが悪化したり、肌荒れのような症状を一過性に来たすことがあります。内服薬や外用薬を使用することにより速やかに治癒していきます。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
照射中、皮膚の表面がパチパチする感じはありますが、痛みは軽度です。
施術後は皮膚がほんのり赤くなりますが、すぐに赤みは引きます。ダインタイムはほぼない施術ですので、施術後はお化粧をしていただいて構いません。お仕事のある方もお受けになりやすい施術です。
2週間ごとの施術がおすすめです。お忙しい方は、スキンケアをしっかりしていただければ1ヶ月おきでも大丈夫です。
レーザートーニングは肝斑や総合的な美肌作りには非常に有効性の高い治療ですが、マイルドな治療であるため、十分な効果を実感できる回数には個人差があります。一般的には2週間おきに10回程度の治療回数を想定されると良いでしょう。非常に濃い肝斑の場合や高い美白レベルを目指して治療される場合などはこれ以上の回数を必要とすることもよくあります。
他のレーザー治療同様に紫外線対策を万全に行ってください。日焼け止めを必ず行う必要があります。また保湿も十分に行うと良いでしょう。治療目的が肝斑の改善の方は、お肌をこすらないなどのスキンケアも非常に重要です。
レーザートーニングは数あるレーザー系治療の中でも安全性が最も高い施術の1つです。当院において、レーザートーニングで重大な副作用が起こったことは皆無です。生じる可能性がある副作用としては、一時的な肌荒れや肝斑の悪化、白斑が挙げられます。
※料金は税込表示です。
※施術にはピコウェイを使用します。
※顔全体の範囲には目周りは含まれません。
※各施術にイオン導入をお付けになる場合は1回ごと +6,930円、5回 +31,185円、10回+55,440円となります。
※メソナJをお付けになる場合、上記料金に加えてメソナJの料金が10%オフとなります。
※料金は税込表示です。
※施術にはトライビームプレミアムを使用します。
※顔全体の範囲には目周りは含まれません。
※各施術にイオン導入をお付けになる場合は1回ごと +6,930円、5回 +31,185円、10回+55,440円となります。
平成9年 | 大阪大学医学部 卒業 大阪大学医学部附属病院 大阪府立病院 (現大阪府立急性期 ・総合医療センター) |
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平成12年 | 大塚美容形成外科勤務 金沢院院長に就任 |
平成18年 | 大塚美容形成外科 名古屋院院長に就任 |
平成22年 | 医療法人一美会エースクリニック開設 |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック大阪梅田院開院 |
令和4年 | 医療法人一美会エースクリニックアネックス院開院 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック大阪梅田HEPナビオ院開院 |
日本美容外科学会/日本再生医療学会/日本抗加齢医学会/日本レーザー医学会/日本眼形成再建外科学会
日本美容外科学会専門医
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医
ボトックスビスタ施注資格/ジュビダームビスタ施注資格
住所 | 〒450-0002
名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル3F(名古屋院)・6F(アネックス院) ※初診カウンセリングご予約の方は3Fにお越しください。 |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科、皮膚科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
医療法人一美会理事長 竹内孝基
エースクリニック名古屋院のピコトーニングページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院では10年以上にわたりレーザートーニングの施術を行ってきました。この施術はマイルドであるため、1回や2回の治療では顕著な効果を得るのは難しいですが、継続することで、多くの患者様が肝斑、くすみ、黒ずみの改善を実感しています。肝斑の完全な治療は困難ですが、定期的なレーザートーニングと適切なスキンケアにより、肌の色調を明るくすることが可能です。実際に、10年以上当院でレーザートーニングを受け続けている患者様の中には、かつて重度の肝斑に悩まされていた方もいらっしゃいますが、現在は大きく改善された美しい肌を手に入れています。
「美肌への道は一日にしてならず」。当院のピコトーニングで、美白・美肌作りのお手伝いをさせていただければ幸いです。