名古屋院
/アネックス院
マイクロシェーバー法
マイクロシェーバー法は、従来の吸引法とは全く異なる革新的なわきが治療方法です。わきがの臭いの元凶はアポクリン腺(汗腺の一種)であるため、効果的な治療にはアポクリン腺の徹底的な除去が必要です。
従来の反転剪除法(保険適用治療)でも、アポクリン腺の徹底的な除去は可能でしたが、
大きく皮膚を切開することによる傷跡の問題や、術後の回復期間が長い、手術に伴うリスクがやや大きいといった問題がありました。
そのため、従来より、反転剪除法の欠点を補うような、傷跡を最小限に抑え、術後の回復期間を短くする新しい方法が模索されてきました。しかし、これまでの多くの方法では、傷跡を減らす代わりに臭いの除去効果が犠牲にされがちでした。アポクリン腺は強固な組織で、脇の下の皮膚の裏一面をびっしりと埋め尽くすように存在しています。このアポクリン腺を極力残らず取り除こうとすると、単純な吸引装置では全く不十分であったのです。
しかし、主として整形外科で使われているストライカー社のフォーミュラシェーバーシステム(旧クワドラカットシェーバーシステム)を採用することで、これらの課題を解決しました。このシステムを用いることで、最小限の傷跡でありながら、アポクリン腺を残らずほぼ完全に除去し、高い臭いの除去効果を実現しています。
この方法では、先端に穴が開いている吸引管(外筒)の内側に高速で振動する刃(内筒)がついている特殊なカッターを使用します。
この高速カッターのおかげで、アポクリン腺を吸引をしながら確実に削り取ることができます。これにより、少ない侵襲、最小限の傷跡で、大きな効果が得られるようになりました。
切開するのは約5mm程度を2ヶ所のみです。
両脇で約1時間くらいで終了します。
術後の圧迫は通常1週間程度と短いため楽です。
分厚いアポクリン腺もしっかり取り除ける構造なので、ほとんど残らず除去することが可能です。
医師による施術の説明を行います。不安な点や疑問点がありましたら遠慮なくご質問ください。
わきの下の有毛部より一回り大きい範囲をマーキングします。
マーキングした部位を局所麻酔します。
マーキングした部位の体幹側と手側の2箇所を約5mmずつ切開します。
切開部よりマイクロシェーバーを挿入し、アポクリン腺を削除しながら吸引していきます。
ドレーン(血液や浸出液を外に導き出す細い管)を挿入し縫合します。
握り拳大のガーゼを丸めたものをわきの下の皮膚に押し当ててテープと包帯による圧迫を行います。
女性の場合は専用の圧迫ボレロを着用していただいております。(無料でレンタルしていますが、ご希望の方には販売もいたしております。)
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
圧迫している1週間の間は肩関節部分を極力動かさないように安静に過ごしていただく必要があります。その間ゆったりとした衣服でお過ごしください。
当日より可能です。洗顔は脇を締めて行ってください。
患部以外シャワー浴は当日より可能ですが、患部は濡らさないようにお願いします。洗髪は脇を締めて行ってください。
患部のシャワー浴は圧迫を外す1週間後より可能です。
湯船に浸かる入浴は抜糸後より可能です。
激しい運動は1ヶ月避けてください。
軽い運動は術後2週間より可能です。
術後2週間より可能です。
危険を伴う機械の操作に従事する場合も同様となります。
術後2週間より可能です。
創傷治癒に影響があるため、手術前後1ヶ月の禁煙をしてください。
約1時間。
半永久的。
局所麻酔時にちくちくとした痛みがあります。ご希望により静脈麻酔で眠った状態で行うことができます(別料金)。
4日後:圧迫を外し、ドレーン(細い管)を抜きます。再度ガーゼで圧迫し、テープと包帯による固定を行います。
1週間後:ガーゼ圧迫を除去し、アンカー縫合の抜糸を行います。
1ヶ月後:再診し、患部の状態をチェックします。
以降、必要があれば再診を設けます。
無用な合併症を避けるためにも術後の安静を心がけてください。
術後の合併症について 詳しくはこちら
出血・血腫 | 出血や血液が溜まった場合は処置を行います。 |
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感染・化膿・蜂窩織炎 | 感染が疑われる場合は洗浄や抗生剤の投与を行います。 |
皮膚壊死 | 一部の皮膚が壊死する可能性があります。 その場合は壊死組織を切除し、湿潤療法を行い、しばらくの通院治療が必要となります。 |
色素沈着 | 皮膚の色がしばらく茶色くなります。 ほとんどの場合、時間経過で引いていきますが、長期間を要することがあります。 |
毛穴のつまり | 術後、毛穴がつまりやすくなることがあります。 |
皮膚の知覚低下・感覚異常 | 腕や手のしびれ感が残る可能性があります。 |
効果不十分と感じる | 臭いは100%完全になくなるわけではないため、術後も気になる可能性があります。 但し、その場合であっても、術前に比べて大幅に臭いは減少します。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
マイクロシェーバー法は、米国ストライカー社の先進的なフォーミュラーシェーバーシステム(旧クワドラカットシェーバーシステム)を活用した新しいわきが治療法です。この方法では、先端に小さな穴が開いた吸引管(外筒)を使用し、その内側には高速で振動する刃が取り付けられた特殊なカッター(内筒)を配置します。このカッターにより、アポクリン腺を削除しながら同時に吸引することができます。この独自の組み合わせにより、非常に小さな傷跡で大きな治療効果を得ることが可能になります。
マイクロシェーバー法では、特殊な機器を使用して体への侵襲を最小限に抑える手術を行います。この手術法の大きな利点は、傷が小さく目立ちにくいこと、また術後の回復が迅速であるため、学校や職場への早期復帰、スポーツ活動の再開が可能となる点です。手術時間も両脇で約1時間と短く、回復を早めたい方やできるだけ目立たない傷を望む方には特に適しています。
ワキガの「完治」については、まず定義を明確にする必要があります。現在の医療技術では、アポクリン腺(ニオイの主要な原因)を100%完全に除去することは不可能です。しかし、マイクロシェーバー法により、アポクリン腺の90%以上を除去することが可能です。これにより、ワキガのニオイは完全に消えるとは限りませんが、日常生活においては問題にならない程度に大幅に減少します。
「日常生活に支障がない程度にニオイが減少する」ことを完治と考える場合、マイクロシェーバー法はワキガの完治を実現すると言えます。当院のアンケート調査では、術後半年で臭いを全く感じない患者様が60%、臭いが手術前に比べて90%以上減少したと感じる患者様が95%、80%減少したと感じる患者様が100%という結果が出ています。
最初に局所麻酔を行います。注射で麻酔を行いますので、チクっとした痛みは多少あります。なるべく痛みが少ないよう工夫して麻酔を行っておりますので、痛みの感じ方には個人差があるものの強い痛みではありません。ご希望の方には静脈麻酔(点滴の麻酔)を併用して、眠っている間に手術を行うことも可能です(別料金)。
その後の手術自体は、局所麻酔が効いているので、ほとんど痛みはありません。
入院の必要はありません。手術後すぐにお帰りになれます(静脈麻酔を使った場合はしばらくお休みいただいてからになります)。
マイクロシェーバー法の場合、ごくわずかに皮膚を切開するだけですので、傷はほとんど目立たないくらいに治ります。
手術後はワキを包帯で圧迫するため、手術当日はゆったりとした余裕のある服装でお越しください。服の着脱が容易な前にボタンのあるシャツが良いと思います。
マイクロシェーバー法は比較的術後合併症が起こりにくい手術方法ではありますが、無用な合併症を避けるため、なるべく腕を使わないように安静にしてください。せっかく手術をしたのですから、安静に過ごして極力きれに治癒させることが大切です。
マイクロシェーバー法では、術後の圧迫期間が比較的短いため、日常生活への制限は限定的です。しかし、仕事によっては手術後の影響を受ける可能性があります。圧迫期間は通常4日間ですが、この間はタイトな服を着用することが困難です。タイトな制服やスーツが必要な職種の場合、脇の部分が入らない可能性があります。そのため、このような仕事の場合は、術後4日間程度の休暇を取ることをおすすめします。また、肉体労働で腕を激しく使用する仕事の場合は、術後1週間以上の休養が望ましいです。ご自身の職種や活動についてご不安がある場合は、事前にご相談いただくことをお勧めします。
マイクロシェーバー法の術後、通常4日間脇の下を圧迫する必要があります。この圧迫は、脇の下の皮膚を下の組織にしっかりと固定させるために重要です。そのため、術後の4日間は、可能な限り腕を動かさずに静養することが望ましいです。家事が避けられない場合は、肩の動きを最小限に抑え、必要最低限の作業のみを行ってください。圧迫を取り除いた後以降からは、激しい動作を控えることを心がければ、通常の家事を行うことが可能です。
創部を圧迫固定している間はスーツなどのようなタイトな服装は着られないと思いますので、アームホールの部分が大きいゆったりした服装をしてお過ごしください。
脇を圧迫している間は、その部位を濡らすことができませんが、下半身や髪は洗っていただけます。圧迫をはずした後(通常4日後)は全身のシャワー浴が可能です。湯船につかる入浴は抜糸後(1週間後)からになります。
衣服の脇の下の部分が黄ばんでしまうのは、アポクリン腺の分泌液による作用です。人によっては臭いはそれ程気にならないけれども黄ばみが気になって仕方ないという方もいらっしゃいます。アポクリン腺をしっかりと除去することでこの症状は改善しますので、ご安心ください。
マイクロシェーバー法は悪臭の原因であるアポクリン腺を除去することを目的とした治療です。それに対して、脇の多汗にはエクリン腺が関与しています。
アポクリン腺が皮下(皮膚の外)にあるのに対して、エクリン腺はその多くの部分が皮膚の中にあるため、マイクロシェーバー法ではエクリン腺を徹底的に除去することができません。そのため、部分的な除去にとどまります。手術後しばらくはエクリン腺につながる神経や血管が切れているため、一時的にほとんど汗が出ない状態になりますが、神経・血管が再生するとともにある程度は機能が回復していきます。どのくらい戻るかは個人差がありますが、汗の量は術前の約半分くらいになる方が多いという印象です。
学生の方も治療を行っていただくことができます。術後約2週間は手を使うスポーツはできませんので、長期の休みに行うと何かと都合が良いと思います。 また、未成年の方の場合は、手術に際して保護者の方の同意が必要になりますので、あらかじめご了承ください。
小児の発達の度合いは個人差が大きいため、一律に何歳から治療可能かというのは決められないのですが、以下の点を参考にしてください。
(1)腋毛が生えそろっているか。
(2)術後安静を守れるか。
(3)局所麻酔に耐えられるか。
※料金は税込表示です。
※静脈麻酔を希望される場合は別途88,000円(税込)になります。
平成9年 | 大阪大学医学部 卒業 大阪大学医学部附属病院 大阪府立病院 (現大阪府立急性期 ・総合医療センター) |
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平成12年 | 大塚美容形成外科勤務 金沢院院長に就任 |
平成18年 | 大塚美容形成外科 名古屋院院長に就任 |
平成22年 | 医療法人一美会エースクリニック開設 |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック大阪梅田院開院 |
令和4年 | 医療法人一美会エースクリニックアネックス院開院 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック大阪梅田HEPナビオ院開院 |
日本美容外科学会/日本再生医療学会/日本抗加齢医学会/日本レーザー医学会/日本眼形成再建外科学会
日本美容外科学会専門医
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医
ボトックスビスタ施注資格/ジュビダームビスタ施注資格
住所 | 〒450-0002
名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル3F(名古屋院)・6F(アネックス院) ※初診カウンセリングご予約の方は3Fにお越しください。 |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科、皮膚科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
医療法人一美会理事長 竹内孝基
私たちのクリニックでは、開院以来、わきが治療を精力的に行ってきました。わきがの方にとって、その状態を改善することは、重大な関心事です。私たちは、わきが治療の最前線に立ち、わきが治療の選択肢の一つとして革新的な「マイクロシェーバー法」を提供しています。
マイクロシェーバー法は、従来の手法とは一線を画す治療法です。この方法の核心は、アポクリン腺(わきがの臭いの主要な原因となる汗腺)を効果的に、そして徹底的に除去することにあります。従来の治療法では大きな切開が必要であったり、傷跡の問題や、長い回復期間、そして手術リスクがやや高いという問題がありました。しかし、マイクロシェーバー法では、これらの問題を大幅に軽減します。
この治療法では、ストライカー社のフォーミュラシェーバーシステムを使用し、最小限の切開でアポクリン腺を除去します。この結果、傷跡がほとんど残らず、回復期間も大幅に短縮されます。さらに、高い臭い除去効果を実現し、患者様の日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
私たちの目標は、患者様一人ひとりの悩みに寄り添い、最善の治療を提供することです。マイクロシェーバー法により、わきがの悩みから解放され、新たな自信を持って日々を過ごしていただけることを願っています。
ご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。今後の人生がより快適で幸せなものになるよう、全力でサポートいたします。