名古屋院
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保険適用のわきが治療「反転剪除法」
わきがは「反転剪除法」であれば、保険適用で治療することが可能です。
患者様にとってわきがの治療を受ける上で最も気になる点は「ニオイがどの程度なくなるのか」という点だと思います。反転剪除法は、アポクリン腺の除去を目視でチェックしやすいため、臭いの除去効果が非常に高い術式です。また、治療費用を抑えたい方にとってメリットの大きな術式でもあります。
ただし、皮膚を切開するために生じる傷跡や、広範囲にアポクリン腺を切除することにより生じ得る合併症、術後の安静の必要性など、手術に付随する問題点については、事前に理解しておくことが重要です。これらの点を十分に理解していないと、後で後悔する可能性もあります。
エースクリニック名古屋院では、わきが治療に関して豊富な経験を持っており、年間1,000件以上の手術(保険及び自費)を手掛けています。この手術に熟練した医師が、手術の効果を最大限に引き出すために、日々真剣に取り組んでいます。
また、私たちは費用面でご負担の少ない保険手術でも品質を落とすことは決してありません。また、特別な要望がない限り、自費の手術を強く推奨することもありません。ただし、保険適用の条件は「重度の腋臭症であること」となっており、施術の適否について医師の判断が必要となります。希望があっても必ずしも行えるわけではございませんので、ご理解いただきますようお願い致します。
反転剪除法は脇の下の皮膚を数センチにわたり切開しなければなりませんので、特に女性においては傷跡がどの程度になるかは悩むところかと思います。
反転剪除法の場合、皮膚を切開するだけでなく、さらに皮下を剥離しているので、術後は一過性に引きつれた感じ(瘢痕拘縮)や色素沈着を生じます。徐々に落ち着いていきますが、色素沈着が引くには数年かかることが多く、傷跡も1~数年かけてあまり目立たなくなる方が多いです。ただし、傷跡には必ず個人差があり、人によっては目立つと感じる可能性もあります。
なるべく傷跡を残したくない、小さくしたいという方は、自費の治療にはなりますが、ミラドライやマイクロシェーバー法などをおすすめいたします。
また、本手術では、毛根も切除されるため、必ず腋毛もまばらになります。男性にはこの点はデメリットとなる場合がありあますが、この術式上止むを得ないため、その点はご了承ください。
エースクリニックでは、わきがの治療法の1つとして、保険適用のある反転剪除法(皮弁法)を提供しています。ただし、自費の他の治療法を推奨されるのではないかと不安に感じる方がいらっしゃるかもしれません。
当院では、保険適用のわきが手術のみを希望する患者様に対して、自費の治療を強く推奨することはありません。ただし、この手術を保険適用で行うための条件として、重度の腋臭症であることが必要です。そのため、重度の腋臭症と判断されない場合や、肥満等の理由で手術のリスクが大きいと判断された場合などは、他の治療法をご案内させていただくことがありますので、どうぞご了承ください。
アポクリン腺の除去を実際に目で見て確認できるので、丁寧に行えば取り残しもありません。
臭いの除去効果が高く、信頼性の高い手術です。
わきが治療にはいくつかの手法が存在しますが、その中でも「反転剪除法」は健康保険の適用が可能な施術です。つまり、手術費用を一部公的な保険で補えるため、個人の負担する費用を抑えることができるという大きな利点があります。
わきの下の有毛部より一回り大きい範囲をマーキングします。
マーキングした部位を局所麻酔します。
脇の下の中央のあたりを数センチ皮膚切開します。そこからマーキングした範囲の皮膚を皮下剥離します。
剥離した皮膚を反転してアポクリン腺を切除していきます。
アポクリン腺削除後は皮膚の裏面がきれいに露出した状態になります。アポクリン腺の残りがないか丁寧に確認します。
ドレーン(血液や浸出液を外に導き出す細い管)を挿入し、切開部位を縫合します。また、皮膚が浮きにくいようにアンカー縫合を行います。
握り拳大のガーゼを丸めたものをわきの下の皮膚に押し当てて皮膚に縫い付けます(タイオーバー)。
テープと包帯による圧迫固定を行います。圧迫後は腋が閉まらない状態になりますので、ゆったりした服でお越しください。
※(画像は両腋を圧迫していますが)保険での手術の場合、片腋ずつになります。
経験豊富な医師が患者様の状態を診察し、本手術が適応かどうかを診断致します。併せてリスクの説明などもさせていただきます。不安な点や疑問点がありましたら遠慮なくご質問ください。
※反転剪除法をご希望の方は、必ず健康保険証をご持参ください。
医師の説明にご納得いただき手術をご希望となった場合、手術日時をご予約いただきます。また、術前血液検査も行っていただきます。
※診察を行っていない段階での手術のご予約はお取りできません。悪しからずご了承ください。
事前に打ち合わせた内容にて手術を行います。
保険での手術の場合、片腋ずつの手術となります。両腋同日の手術はできません。
手術終了後、ご帰宅はご自身の足でお帰りいただけます。
腋の圧迫により腕の可動域が制限されるため、徒歩、公共交通機関、タクシー、ご家族の方の運転によるお車のいずれかでご帰宅ください。ご自身での運転はできません。
術後経過は手術方法によって多少差があります。
以下は大まかな目安を示します。
圧迫している2週間の間は肩関節部分を極力動かさないように安静に過ごしていただく必要があります。2週間程度のお休みを取っていただくのが理想的です。
当日より可能です。洗顔は脇を締めて行ってください。
患部以外シャワー浴は当日より可能ですが、患部は濡らさないようにお願いします。洗髪は脇を締めて行ってください。
患部のシャワー浴は1週間後の圧迫除去を行ってからになります。
湯船につかる入浴やサウナは術後2週間より可能です。
激しい運動は1ヶ月避けてください。
軽い運動は術後2週間より可能です。
術後2週間より可能です。
危険を伴う機械の操作に従事する場合も同様となります。
術後2週間より可能です。
創傷治癒に影響があるため、手術前後4週間の禁煙をしてください。
片側約30~45分。体格の大きい方は時間がかかることもあります。
半永久的。
局所麻酔時にちくちくとした痛みがあります。手術中の痛みはほぼありません。
4日後:タイオーバーを外し、ドレーン(細い管)を抜きます。再度ガーゼで圧迫し、テープと包帯による固定を行います。
1週間後:ガーゼ圧迫を除去し、一部抜糸(アンカー縫合)を行います。
2週間後:抜糸(皮膚縫合)を行います。
1ヶ月後:再診し、患部の状態をチェックします。
以降、必要があれば再診を設けます。
現在、本手術は木曜日のみとさせていただいております。何卒ご了承ください。
どのような手術であっても、体に侵襲を加える以上、全く合併症のない手術というものはありません。
わきがの手術自体、皮膚をはがす操作があるため、合併症が生じる可能性を十分に認識して治療を受けていただきますようお願いいたします。
出血・血腫 | 出血や血液が溜まった場合は処置を行います。 |
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感染・化膿・蜂窩織炎 | 感染が疑われる場合は洗浄や抗生剤の投与を行います。 |
皮膚壊死 | 一部の皮膚が壊死する可能性があります。 その場合は壊死組織を切除し、湿潤療法を行い、しばらくの通院治療が必要となります。 |
色素沈着 | 皮膚の色がしばらく茶色くなります。 ほとんどの場合、時間経過で引いていきますが、長期間を要することがあります。 |
毛穴のつまり | 術後、毛穴がつまりやすくなることがあります。 |
皮膚の知覚低下・感覚異常 | 腕や手のしびれ感が残る可能性があります。 |
効果不十分と感じる | 臭いは100%完全になくなるわけではないため、術後も気になる可能性があります。 但し、その場合であっても、術前に比べて大幅に臭いは減少します。 |
下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。
反転剪除法は、脇の下の皮膚を切開し、皮下にあるアポクリン腺を直接目視しながら除去する手術方法です。臭いの原因となるアポクリン腺を的確に取り除くことが可能です。
一般的には片脇あたり30分~1時間程度を見ていただければと思いますが、体格の良い男性はさらに時間がかかる場合があります。
安全に手術を行うために、事前に術前血液検査を行っております。また、手術の適応があるかどうかについても診察前ではわかりません。そのため原則的に初診日の手術はお受けしておりません。手術日を改めて予約していただくことになりますので、悪しからずご了承ください。
「反転剪除法」は、腋毛が生えそろっていて、局所麻酔の痛みに耐えられる中学生以上から受けられる手術となっています。ただし、個々の発達の程度にかなりの差があるため、具体的な手術年齢は一律に決められません。アポクリン腺が十分に発達する前に手術を行うと、手術後にアポクリン腺が成長する可能性があるため、理想的には第二次性徴が終了するまで待つことが推奨されます。
学生の方も手術を受けられますが、以下の注意点を考慮してください。まず、手術後は一定期間、再診に来る必要があります。また、術後1ヶ月間は激しい運動が制限され、体育の授業などに影響が出る可能性があります。そのため、長期休みのある時期に手術を計画することをおすすめします。
未成年の方が手術を受ける際には、保護者の同意が必須となりますので、ご了承ください。
当院では反転剪除法を日帰り手術として行っております。局所麻酔のみの手術ですので、術後すぐにお帰りいただいております。入院の必要はありません。
痛みの感じ方は個人差がありますが、一般的には手術直後から数日間はある程度の痛みを感じることが多いです。ただし、適切に痛み止めを使用すれば自制内の痛みで収まることがほとんどです。
反転剪除法の場合、無用な合併症を避けるためには、術後の安静が非常に大切になります。基本的には術後1週間程度のお休みを取っていただくことが望ましいと言えます。とは言え、なかなかお休みが取れない方も多いと思いますので、そのような方は以下の基準で判断をお願いしています。
(1)肉体労働あるいはそれに順ずるお仕事の方は、腕を使わないわけにはいかないと考えられるため、1週間は仕事を休んでください。
(2)事務あるいはそれに順ずるお仕事の方は、肩関節部分をなるべく動かさないように十分に注意していただければ術後に仕事をしていただいも構いません。ただし、1週間圧迫していますので、着られる服は限られます。
(3)上記いずれにも該当しない場合は、その仕事内容を吟味して個別に判断することになります。
本手術では、手術後の安静が大変重要となります。特に、なるべく腕を使わないようにしてください。腕を挙上しない、重いものを持たないことが大切です。
そのため、簡単な家事であればしていただくことは可能ではあるものの、できればしばらくの間は家族の方にしてもらうことをおすすめします。
車の運転は、圧迫期間中は腕が自由に動かせないため、術後2週間以降からになります。
また、術後1ヶ月間は激しい運動は避ける必要があります。
仮に術後の安静が守られなかった場合、血腫形成、皮膚壊死などの合併症が発生するリスクが大きくなります。きれいに治癒させるためには上肢の安静が大切と考えてください。
患部(ワキ)を濡らさない下半身のみのシャワーであれば手術当日から可能です。 ワキのシャワー浴は圧迫が取れる1週間後より可能になります。 体をお湯につける入浴は抜糸がすむ2週間後からになります。
手術の方法上、皮膚を切開するため、傷が全く残らないということはありません。通常の経過では、時間の経過とともに傷跡は薄くなり、ほとんどの方はそれほど目立たなくなることが多いです。しかし、一部の方は傷が盛り上がったり(肥厚性瘢痕)、傷が目立つと感じる可能性があります。そのため、傷跡に対して特に心配な方は、他の治療方法も含めて検討されると良いでしょう。
手術には常に一定のリスクが伴います。本手術の場合、出血・血腫、感染・化膿、皮膚壊死、傷跡の問題などが考えられます。
当院では経験豊富な医師による手術を行うことでこれらのリスクを最小限に抑えています。しかし、手術手技の特質上、完全になくすることはできません。しかし、万が一、合併症が生じた場合は、適切に対処いたしますのでご安心ください。
この質問にお答えする前に、完治の定義をはっきりさせておかなければなりません。
現在のところ、どのような方法を行ったとしても、ワキガの臭いの原因であるアポクリン腺を100%完全に取り切ることはできません。
反転剪除法を行った場合、95%以上のアポクリン腺を除去することは可能です。その結果として、臭いが完全に無くなるとは言い切れないものの、日常生活上問題ない程度に臭いは大きく減ることになります。
日常生活上問題ない程度に臭いが減ることをもって完治とした場合、反転剪除法を行うことでわきがは完治することになります。
当院の手術半年後のアンケート調査によりますと、臭いを全く感じないという方は70%、手術前と比べて臭いが9割方減ったという方が25%、8割方減ったという方が5%という結果が出ています。
はい、反転剪除法は重度の腋臭症の場合、健康保険が適用可能となっています。
反転剪除法は臭いの原因であるアポクリン腺の除去を目的とした治療ですが、汗の原因であるエクリン腺もいくらかは除去されます。ただし、エクリン腺は大部分が皮膚の中にある組織であるため、皮膚の下にある組織であるアポクリン腺のようにしっかりとは除去できません。そのため、多汗症に対しても効果はあるが、約半分くらいになる方が多いという印象です。(エクリン腺に向かう神経や血管が手術により切断されるため、一時的には全く出なくなります。)しかし、ほとんど変わらないという方も結構いますので、当院としては本手術で腋の多汗症治療はできないと考えています。
黄ばみの原因はアポクリン腺が分泌する成分です。反転剪除法ではアポクリン腺を徹底的に除去するので、脇の黄ばみは著明に改善します。
他院の手術後で臭いがまだ気になるといった方の再手術も行っております。ご自身で臭いがまだ気になり、実際に他覚的にも臭いが結構残っているという方は、アポクリン腺がかなりの量取り残されていることがほとんどです。その場合は残っているアポクリン腺を再度しっかりと取り除くことで症状の改善が期待できます。
術後はしばらくの間ワキの皮膚に色素沈着が出ます。色素沈着があるとレーザー脱毛や光脱毛ができません。また、色素沈着が引くには結構時間がかかることも多く、数年かかる場合もあります。そのため、脱毛を終えてから手術をされるか、一旦脱毛を中断して手術を行うことになります。
結論からいいますと、差は全くありません。保険だから手を抜くということも全くありませんのでご安心ください。
腋臭症の治療以外の費用も含め、医療費の年間の自己負担額が10万円以上であれば、確定申告あるいは年末調整をすることにより医療費控除が受けられます。領収書は通常再発行できないため、大切に保管ください。また、ご自身で任意に加入されている医療保険などから手術給付金を受け取った場合は、その分の金額を引いて計算する必要があります。
※料金は税込表示です。
※診察時には必ず保険証をお持ちください。また、上記は手術時にかかる費用です。これ以外に初診料、再診料、血液検査料等がかかります。
※片側ずつの手術となります。両側同日の手術はできません。
平成30年 | 東京医科大学医学部卒業/静岡赤十字病院勤務 |
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令和2年 | 静岡美容外科 橋本クリニック |
令和3年 | 医療法人一美会エースクリニック勤務 |
令和4年 | 医療法人一美会エースクリニックアネックス院院長 |
令和6年 | 医療法人一美会エースクリニック名古屋院院長 |
日本美容外科学会/日本美容外科医師会
ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医/ボトックスビスタ施注資格/ジュビダームビスタ施注資格
住所 | 〒450-0002
名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル3F(名古屋院)・6F(アネックス院) ※初診カウンセリングご予約の方は3Fにお越しください。 |
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診療科目 | 美容外科、美容皮膚科、形成外科、皮膚科 |
診療時間 | 10:00~19:00 完全予約制 |
休診日 | 日・祝 |
名古屋院院長 芹澤 快
エースクリニック名古屋院では、わきが治療として保険適用のある「反転剪除法」を提供しています。これは効果が高く確実性の高い手術で、わきがでお悩みの患者様にとってお悩みを解決するための重要な手段となっています。
反転剪除法は、肉眼でアポクリン腺の除去を確認しながら行う手術です。これにより、手術の精度と効果を確実にすることができます。また、健康保険の適応があるため、手術費用を抑えたいとお考えの方にとってもメリットの大きい手法です。反面、保険適応となるためには重度の腋臭症であることが条件となりますし、合併症・リスクの問題や傷跡の問題も考慮に入れる必要があります。
私たちは自費・保険含めて年間1,000例以上のわきが治療を手掛けており、反転剪除法による手術も多数実施してきました。その経験と専門知識を活かし、患者さま一人ひとりに合わせた最善の治療を提供していくことをお約束します。
エースクリニックでは、あなたがどんな状況であれ、あなたのわきが問題に対して最適な解決策を見つけるために全力でサポートします。わきがによる生活の不便や心配を取り除くため、どんな小さな疑問や不安でも遠慮なくご相談ください。