多機能型炭酸ガスレーザーCO2RE(コア)とは?

多機能型炭酸ガスレーザー「CO2RE(コア)」(フラクショナルモード搭載)は、シネロン・キャンデラ社が2017年12月、厚生労働省より認可を取得した医療機器です。
炭酸ガス(CO2)レーザーは波長10,600nmの赤外線領域のレーザーで、現在最もポピュラーな医療用レーザーです。
この波長域のレーザーは水分に吸収されやすいという特徴があります。生体は水分を多く含んでいるため(人体の約60~70%は水分)、この性質を利用して医療分野では、組織の切除、蒸散の目的で使用されています。
色素などに反応するのではなく組織を蒸散させるタイプのレーザーですので、ホクロ・尋常性疣贅(イボ)・脂漏性角化症(厚みのあるシミ)、アクロコルドン(首などにできる有茎性の小腫瘤)、その他の隆起状病変の治療に適しています。
メスを用いた外科的切除に比べ、出血がほとんどなく、傷跡が目立たないのが特徴です。
当院では局所麻酔の注射を行ってから施術を行いますので、治療中の痛みはありません。
またフラクショナルモードでは、国内初の皮膚のフラクショナルリサーフェシング(皮膚の再生・新生)治療が可能です。
フラクショナルレーザーリサーフェシングとは、レーザー照射により皮膚に微細な穴(ドット状)を開けることで、皮膚を新しく入れ替え新生させる治療です。
CO2レーザー
高性能スキャナー機能により、皮膚小腫瘍の大きさや削る深さをコントロールし均一な蒸散が可能となりました。周囲への熱ダメージを最小限に抑えるため痛みは少なく、色素沈着やダウンタイムの少ない治療が可能です。
フラクショナルレーザーリサーフェシング
フラクショナルレーザーリサーフェシングとは、正常な肌を残しながらレーザー照射し、皮膚に微細な穴(ドット状)をレーザー照射開ける美肌治療です。
照射部位の皮膚組織の新生・コラーゲン増殖を促進し、ニキビ跡や傷跡、毛穴の開き、肌質の改善、肌の若返りに期待ができます。