タトゥー切除とは?
切除術は、タトゥー(刺青)の入った部分の皮膚を切り取り縫い合わせるという方法で、タトゥーを最も早く除去できる方法です。
タトゥーは形や大きさが様々なので、その切除デザインも様々です。なるべくタトゥーの入っていない部分の皮膚を切除しないように、最適な縫い合わせ方法を考えながら縫い合わせていきます。従って、縫合線の形状も様々になります。
小~中くらいの大きさのタトゥーや、細長い形状であったり、皮膚に余裕があれば1回の治療で完全除去が可能です(単純切除術)。大きなものや皮膚の余裕がない部分のものは複数回に分けて切除します(分割切除術)。あまりに大きなものはどれだけ複数回にわたり切除を繰り返しても最終的に全てを切除し終えることができません。
縫合線はやがて瘢痕になり傷跡になります。時間とともに周囲の皮膚となじんで有る程度は目立ちにくくなっていきますが、完全に消えてなくなることはありません。ですので、必ず傷跡は残るものと考えてください。また、大きいタトゥーを切除した場合、縫合線にはかなりテンション(緊張)がかかり引っ張られます。緊張の程度により傷は広がって幅を持ちますし、場合によっては傷が盛り上がったり(肥厚性瘢痕)することがあります。