トレチノイン|名古屋【エースクリニック】

     

名古屋院
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トレチノイン

トレチノインとは

トレチノインの構造式

トレチノインとは?

トレチノインとは、ビタミンA誘導体の一種で、レチノイン酸(retinoic acid)のうち二重結合がすべてトランス型をとった、オールトランスレチノイン酸(all-trans retinoic acid)のことを指し、ビタミンA(all-trans retinoid)の生体内での活性本体です。

イオン導入とは

トレチノインの作用

トレチノインは非常に多様な薬理作用があります。
角質をはがして薄くする(ピーリング効果)。
表皮の細胞の分裂・増殖(ターンオーバー)を促進し、皮膚の再生を促す。(約2週間で表皮が入れ替わる。)
皮脂腺の活動を抑え、皮脂の分泌を抑える。
真皮でのコラーゲン産生を促進し、皮膚のハリ、小ジワ、たるみを改善。
表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくする。

イオン導入施術風景

使用方法

(1)基礎化粧品などで保湿を行った後、気になる部位にご使用下さい。1日1回入浴後の使用から開始し、必要に応じて1日2回など使用回数を調整します。
(2)卜レチノインとハイドロキノンを併用する場合、ハイドロキノン塗布後乾いた後にトレチノインを塗布します。
(3)目の下、目尻にご使用の際は、目に入らないように十分に気を付けて下さい。万が一、目に入ってしまった場合は、流水で十分に洗い流して下さい。
(4)炎症(発赤)やかゆみが生じます。使用後2~7日前後で出現し1ヶ月くらいで引いていくことが多いです。赤みやヒリヒリ感が強い場合は、2~3日に1回の使用に変更し様子を見てください。目の周囲に使用する場合は、2~3日に1回の使用から開始し、様子を見ながら使用頻度を変更することをおすすめします。
(5)長期に使用すると、徐々に耐性がつき効果が薄れてくる場合があります。その場合は一旦休薬するとまた効果が回復します。
(6)トレチノインは化学的に不安定なため、通常は冷蔵保存します。(当院のトレチノインは常温で保存できますが、直射日光の当たらない環境で保存をお願いします。)

使用時の注意事項

トレチノイン【エースクリニック】 (2)

紅斑、皮膚刺激感、落屑(らくせつ)

トレチノインは効果の高い外用薬ですが、様々な薬理作用を有するため、以下の点に注意して使用してください。

卜レチノイン外用の際、多くの人に生じる症状として、皮剥け(落屑)、紅斑やヒリヒリ感を伴う皮膚刺激があります。これらは通常、使用開始後2~3日で生じます。

保湿ケア

トレチノイン治療中は、皮膚の角質層がはがれますので、皮膚のバリア機能や水分保持機能が弱くなっています。治療部位では水分が蒸発しやすくなり、皮膚が乾いて突っ張ったりします。そのため保湿力の高い化粧水などを使用してください。

紫外線ケア

紫外線ケア

トレチノイン使用中は、角質層が薄くなっているため、紫外線の影響を受けやすくなっています。外出時には必ずUVケア(刺激の少ない日焼け止めクリームの使用や帽子、サングラスの着用)をして下さい。

トレチノイン【エースクリニック】 (1)

お化粧

卜レチノインの作用により表皮細胞の分裂と分化が促進されてターンオーバー(代謝)が早くなります。そのため、今まで堆積していた角層の角質細胞が、新しい細胞に急激に押し上げられるため、落屑(らくせつ:皮剥け・力サカサ感)が起こります。落屑が生じているときはリキッドタイプのファンデーションだと皮膚の表面を擦るように塗りつけるため、より落屑がひどくなりがちです。このような場合は、ごく薄くワセリンを塗布した後、皮膚刺激の少ないパウダータイプのファンデーションを使用すると落屑が目立ちにくくなります。落屑は使用後1ヶ月くらいでおさまっていくことが多いです。

トレチノイン 名古屋院の症例紹介

その他の症例を見る

施術を受けられない方

下記のような方は施術を受けられませんのでご注意ください。

  • 妊娠中あるいは妊娠予定のある方とそのパートナーの方
  • 過度の敏感肌の方
  • 肌荒れのひどい方
  • 感染性の皮膚疾患の方

トレチノインのよくある質問

日焼けをしないように外出時は必ず日焼け止めを使用することと、保湿を十分に行ってください。

男性であってもトレチノイン使用中は必ず避妊をする必要があります。トレチノインには催奇形性があるので、厳重に守ってください。

敏感肌の方の場合は、最初は3kら4日に1回くらいの使用から始めてください。その方にあった頻度で使用していただければ特に問題はないかと思います。

監修ドクターメッセージ

名古屋院院長 浅井 裕子

浅井裕子医師(皮膚科専門医)

経歴

平成22年 名古屋市立大学医学部卒業/信州大学医学部皮膚科学教室
佐久総合病院皮膚科勤務/岡谷市民病院皮膚科勤務
平成30年 医療法人ー美会エースクリニック勤務
令和4年 医療法人一美会エースクリニック名古屋院院長就任

所属学会

日本皮膚科学会/日本美容外科学会/
日本美容皮膚科学会/日本抗加齢医学会/日本美容外科医師会

資格

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本抗加齢医学会認定専門医

ウルセラ認定医/サーマクール認定医/ミラドライ認定医/
ボトックスビスタ施注資格/ジュビダームビスタ施注資格

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診療科目 美容外科、美容皮膚科、形成外科、皮膚科
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